パナソニックのドラム式洗濯乾燥機「キューブル」を使っていて、乾燥がなかなか終わらず、ずっと回り続けることがありませんか?
我が家もキューブルで乾燥していると、乾燥残り時間が「15分」からずっと減らないことがよくありました。
なかなか乾燥が終わらない、と思いきや、途中で止めて中身を確認すると、衣類は十分に乾燥されていました。
本当は乾燥が終わっているのに、ずっと回り続ける・・・「洗濯機が壊れたんじゃないか?」と不安になりますよね・・
パナソニックにも問い合わせましたが、公式サイトFAQのURL(コチラ)を教えてもらっただけでした。
FAQの対処も実施しましたが、症状は改善できませんでした・・・
でも大丈夫です。故障ではありません。
「乾燥フィルターの奥にあるアルミフィンに蓄積したホコリを掃除する」、これだけで解決できます。
本記事ではその方法について紹介したいと思います。
- キューブルの乾燥が残り時間「15分」で止まったまま乾燥が終わらない
- キューブルの乾燥時間が最近長く感じる
私は2022年から、キューブル(NA-VG2600)を使い始めました。
日々の乾燥作業が楽になるので、毎日の家事に欠かせません。
浴室乾燥から切り替えたということもあり、電気代の節約にも一役買ってくれています。
こちらの記事も参考にしてみてください。
原因はアルミフィンに蓄積したホコリ
色々試したのにいつまでも乾燥が終わらない方は、以下を試してみてください。
乾燥フィルターの奥にあるフィンに溜まっているホコリを掃除する。
これだけです。
長い間使っているとこの部分にホコリが蓄積します。
奥の方にあるから掃除しにくいな・・・狭いし・・・
やりにくいけど、綿棒を使えばなんとか取れますよ。
綿棒でアルミフィンの表面を軽くなぞってあげるだけで、ホコリは取れます。
注意点としては、アルミフィンはすぐに変形してしまうため、あまり強く擦らないことです。優しくなぞってあげましょう。
綿棒を奥に落とさないように、注意してくださいね。
粘着式の綿棒を使ったほうがホコリも取りやすいです。
ホコリが取れれば、これまでがウソのように乾燥が正常に終了するようになります。
アルミフィンにホコリが蓄積する要因
キューブルの乾燥フィルターは2段構えになっていて、そのさらに奥にアルミフィンがあります。
なぜそこにホコリが蓄積するのか?
もちろん長期間使っていれば、蓄積はするものだとは思いますが、その他に考えられる要因は、乾燥フィルターの破損です。
乾燥フィルターは、乾燥が終了するたびに毎回掃除する必要があるのですが、その時の扱い方が荒いとフィルターが破けてしまう場合があります。
ちょっとくらい破けていても、フィルターは2段だし大丈夫でしょ?
我が家も乾燥フィルターが少し破れた状態で使っている時期があったけど、あれは良くなかったですね・・
乾燥フィルターが破れても、ちょっとくらいいいか、と思って使い続けていませんか?
その状態で使い続けると、奥のフィンに埃が溜まりやすくなるので、絶対にすぐ交換した方が良いです。
その他|乾燥時間が長い時の注意点
アルミフィンに蓄積したホコリ以外にも、対処すべき基本的な項目がいくつかあります。
アルミフィンを掃除しても改善しない場合は、確認しておきましょう。
- 槽洗浄を怠っていないか
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洗濯槽には隙間にホコリが多く蓄積しています。そのままだと乾燥に時間がかかることがあります。
槽洗浄の手順や効果については、以下を参考にしてください。
【電気代かかる?】キューブルで行う槽洗浄の基本手順と効果を解説 洗濯乾燥したとき、衣類が臭う 黒いカビのようなものが衣類に付着している 一度も槽洗浄したことがない このような方は、ぜひ槽洗浄を実施しましょう。 やってみたいけ… - 乾燥フィルターの目詰まりがないか
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乾燥フィルターは2段ありますが、乾燥終了時に毎回掃除する必要があります。必ず毎回ホコリを取るようにしましょう。
目詰まりがひどい場合は、ぬるま湯で洗い流します。洗ったら、しっかり乾かしましょう。
フィルター以外に乾燥経路にホコリが蓄積していることもあります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
【分解不要】パナソニックキューブル乾燥経路のホコリ掃除方法【ドラム式洗濯機】 キューブルの乾燥時間が長い 乾燥経路にどれくらいホコリが溜まってる? 経路中のホコリを掃除したい! 乾燥経路にホコリが溜まったままだと、乾燥時間が長くなり、無駄… - 脱水時間が十分か
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洗濯〜乾燥まで全自動ではなく、洗濯だけ実施した場合など、脱水時間が不十分の時があります。
脱水時間の設定を「最長」にしてみてください。(下で詳しく解説します)
- 乾燥途中でドアを何回も開閉していないか
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乾燥を一時停止してドアを開閉するのは、できるだけ避けた方が乾燥効率が上がります。
- 給排気口を塞いでいないか
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給排気口を塞いでいると乾燥効率が下がります。洗濯機の上に物など置いていないか確認しましょう。
乾燥時間に影響する「脱水時間」
乾燥前にできるだけ脱水しておけば、乾燥時間が短くなります。
「おまかせコース」で「洗濯〜乾燥」運転の時、脱水時間は最長の18分に設定されています。
洗濯後にドラムで乾燥したくない衣類を抜き取りたいから、「洗濯」と「乾燥」を分けて運転したい時もあるけど・・・
この場合は、脱水時間が短いので注意が必要です。
「洗濯」のみの運転をしたい時、デフォルトで脱水時間は4分に設定されています。
「洗濯」と「乾燥」運転を分けたい方は、「洗濯」運転開始前に脱水時間を変更しましょう。
「スタート・一時停止」ボタンを押す前に、「脱水」ボタンを押していくと、最初の「4分」から5分、6分・・・と数字が増えていきます。最大18分まで設定できます。
「洗濯」と「乾燥」を別々に運転する方は、脱水時間を長めにすることで、効率よく乾燥ができます。
電気代のロスはどれくらい?
残り時間「15分」で乾燥が終わらず、運転し続けた場合、どれくらいの電気代ロスがあるのでしょうか?
NA-VG2700Lのスペックでは、洗濯+乾燥時の消費電力量は以下になります。
- 消費電力量:1.98kWh
- 目安時間:195分(3.25時間)
つまり1時間の消費電力量は、1.98÷3.25=0.61kWh、ということになりますね!
1kWh=31円だとすると、0.61✖️31=約19円、ということになります。
例えば以下のようなケースを想像してみましょう。
- 午前0時から、洗濯+乾燥を自動運転開始する。
- スペックだと3時半頃には終了するはず。
- 朝6時に起きたら、まだ乾燥が終わっておらず手動で停止。
つまり、2.5時間ほど余分に乾燥が動いていたことになります。
この時の余分な電気代は、19✖️2.5=47.5円、です。
仮に1ヶ月こんな状態だと、1,425円ほどの電気代ロスということになります。
もったいないですね。日頃のメンテナンスは本当に大事です。
余分な電気代を払わなくて良いように、フィルターのメンテやアルミフィンの状態には注意しましょう。
まとめ|乾燥時間は電気代に効く
キューブルを使用していて、乾燥時間が以前よりも長く感じたり、残り時間がなかなか減らない場合の対処法について紹介しました。
マニュアルに書いてあることは実施した上でもなお改善しない場合、乾燥フィルター奥のアルミフィンにホコリが蓄積している可能性が高いです。
アルミフィンは非常に変形しやすいので、綿棒などで優しく表面をなぞりながらホコリをとりましょう。
また、乾燥フィルターが少しでも破れていると、アルミフィンにホコリが溜まりやすくなるので、すぐに交換しましょう。
メンテ不足によって乾燥時間が長くなってしまうのは、電気代がもったいないですね。
乾燥が終わらないと、気になって外出もできず、何のための自動運転かもわからなくなります。
乾燥時間が長いと衣類へのダメージも大きくなりますしね!
生活満足度が下がらないように、メンテはしっかりしましょう!
以上、参考になれば嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!