- キューブルの乾燥時間が長い
- 乾燥経路にどれくらいホコリが溜まってる?
- 経路中のホコリを掃除したい!
乾燥経路にホコリが溜まったままだと、乾燥時間が長くなり、無駄な電気を消費してしまいます。
パナソニックのドラム式洗濯機には、乾燥経路をお手入れするための「おそうじブラシ」が別売りでありますが、これはLX・VXシリーズ専用です。キューブル(VGシリーズ)には使えません。
Cubleシリーズは、乾燥フィルターの差し込み口が狭くおそうじブラシが乾燥経路の奥まで入らないため、おそうじブラシが使用できません。乾燥経路の詰まりが気になる場合は、点検をご依頼ください。
パナソニック公式サイトより引用
キューブルは点検を依頼しないといけないのか・・・
自己責任にはなりますが、自分で掃除できる方法もありますよ。
私は2022年からキューブルで毎日乾燥しています。毎日のフィルター清掃はしていますが、乾燥経路は中が見えづらく、なかなか掃除できませんでした。
この記事では、内視鏡カメラとパイプクリーナーを使って、乾燥経路に溜まったホコリを掃除する方法を解説します。
この記事を読めば、キューブルの乾燥経路の状態を、スマホで簡単に確認できるようになります。また画面を見ながらホコリを除去することができるようになります。
業者に本体分解を依頼すると2〜3万円かかりますが、この方法なら5千円程度なのでお得です。
乾燥時間が長くなることを防ぎ、電気代の節約にも繋がりますので、ぜひ最後までお読みください!
乾燥経路の掃除方法
私が実践した乾燥経路の掃除方法を紹介します。自分で簡単にホコリを除去できました。
準備するもの
私が今回用意したものは以下です。
- 内視鏡カメラ
- パイプクリーナー
内視鏡カメラで経路の中を確認しながら、パイプクリーナーでホコリをキャッチします。
内視鏡カメラは、狭いところの奥でもカメラに映すことができます。内視鏡カメラの特徴は後述します。
パイプクリーナーは、ハンドルを握るとピックアップする爪が4本出てきて、ハンドルを離したときに物をキャッチできる仕組みです。
掃除する様子
まずは内視鏡カメラをよく見える画角で固定します。ケーブルをテープで留めました。
次にパイプクリーナーを挿入し、カメラを見ながらホコリをキャッチします。
その様子を、内視鏡カメラを使って動画を撮りました(以下)。
いっぱい詰まっていたホコリも結構取ることができました!
内視鏡カメラの特徴
私が使用した内視鏡カメラの特徴をご紹介します。
- デュアルレンズで視点切り替え
- LEDライトは無段階調光
- スマホ・タブレットで簡単モニター
- IP67防水・形状固定できるケーブル
- 付属のアタッチメントで用途いろいろ
デュアルレンズで視点切り替え
フロントカメラとサイドカメラがあります。ボタン一つで視点を切り替えできます。
狭い配管の壁面を見たいときに使えますね!
フロント、サイドどちらも270万画素、スコープの直径は7.8mmなので、狭い箇所の状態を鮮明に映すことができます。
焦点距離はフロントカメラが3〜10cm、サイドカメラが3〜5cmです。
LEDライトは無段階調光
フロントカメラには8個、サイドカメラには1個の高輝度LEDライトが搭載されています。
どちらも手元のダイヤルで無段階に調光ができます。
暗いところも十分見えます。狭いところのライト代わりにもなりますね!
スマホ・タブレットで簡単モニター
カメラで映している画像はスマホやタブレットでモニターできます。
3つのアダプター(Type-C/Micro/Lightning)が用意されているので、iOS/iPad/Androidどれでも使えます。
使用するにはアプリをダウンロードする必要があります。
IP67防水・形状固定できるケーブル
ケーブルとスコープはIP67レベルの防水仕様なので、濡れたパイプや水中でも使用できます。ホコリも問題ありません。
ケーブルも形状を固定できるので好みの角度に調整できます。
付属のアタッチメントで用途いろいろ
スコープの先端につけるアタッチメントが3つ付属しています。
- 保護キャップ
- フック
- マグネット
通常は保護キャップをつけておきますが、用途によってアタッチメントを交換できます。
狭い場所に物を落としたときに重宝しますね。
乾燥経路掃除の注意点
キューブルの乾燥経路を掃除するにあたり、注意すべき点配下です。
- 経路を傷つけないようにする
- 内視鏡カメラが熱い
- パイプクリーナーのバネが硬い
経路を傷つけないようにする
キューブルの場合、経路に手を突っ込んで触ってみると、シリコンゴムのような材質があるようです。
パイプクリーナーの爪は先端が鋭利なので、乾燥経路を傷つける可能性があります。
カメラを見ながらホコリを狙えば問題ないですが、注意しましょう。
内視鏡カメラが熱い
内視鏡カメラをスマホに接続していると、先端がかなり熱くなります。
説明書にもその旨が記載されており、異常ではないとのことです。
ちなみにカメラの使用可能温度は0〜70℃です。
パイプクリーナーがのバネが硬い
パイプクリーナーのハンドルを握るときに、バネが結構硬く、人によっては疲れるかもしれません。
私の握力は40〜45kgです。もしかしたら女性は厳しかもしれません。
硬くて疲れる場合は、バネを交換することで握りやすくなります。
私は以下のバネに交換しました。
戻りが少し弱くなりましたが、最初よりはかなり使いやすくなりました!
乾燥経路を掃除するメリットと効果
自分で掃除するメリットと、乾燥経路を楚辞することによる電気代の効果について解説します。
自分で掃除するメリット
何と言っても安く済ませられることがメリットです。
業者に分解掃除を依頼すると2〜3万円かかります。
<参考>
今回ご紹介した方法だと5千円程度です。
業者は依頼するたびにお金がかかりますが、自分でやれば何回でもできますね。
掃除の効果
掃除しないまま放置した場合、乾燥時間が2倍になることもあります。
その場合、年間で2万円くらいの電気代ロスが発生する計算です。
- キューブルのスペック
-
- 乾燥の消費電力量:1.95kWh
- 乾燥時間:3.25時間(195分)
- 乾燥時間2倍になったら
-
1kWhあたりの電気代は31円と言われています。参考:こちらの記事
つまり、乾燥1回あたりのコストは1.95×31=61.25円 です。
毎日乾燥すれば61.25×365=22,403円 です。
【まとめ】自分で乾燥経路を掃除してみよう
ドラム式洗濯機の乾燥経路には、ホコリが結構蓄積しています。
ホコリが溜まったままでは、乾燥時間が長くなり、無駄な電気代を消費してしまいます。
内視鏡カメラとパイプクリーナーを使えば、業者に分解をお願いすること無く、自分でホコリの掃除が可能です。
定期的なメンテは洗濯機の故障を防ぐことにも繋がります。せっかくの省エネ&時短家電なので、大事に使いたいですよね。
是非試してみてください!最後までお読みいただきありがとうございました!